目の前のことに集中する方法

本当はやらなければいけないのに、なかなか手が付かない。
そんなことはありませんか。

私はしょっちゅうです。

この記事では、眼の前のことに集中るために取って置きの方法を紹介します。

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目隠しをして走るほうが早い!?

先日、興味深い話を聞きました。
競馬の競走馬のことです。

競走馬はレースのときに目隠しすることがあるそうです。

私自身は、競馬はやりません。
馬のことも何も知りません。
なので、へーっと、驚きました。

しかも、目隠しをしたほうが早く走れるのだそうです。
驚きますよね?

どういうことなんでしょうか。

視界を狭めて集中させるブリンカー

目隠しというのは、正確にはブリンカーという器具だそうです。
ブリンカーを装着すると、視野が極端に狭くなります。

馬の顔を思い浮かべていただくと、目が横についていますよね。
それで、馬の視野というのは、なんと350度もあるそうなんです。

前だけでなく、横、後ろまで見えるのは、ライオンや虎から身を守るためには大きなメリットです。
いち早く危険を察知し、走って敵から逃げることができます。

ところが、競争となると話が違ってきます。
隣を走る馬の様子、観客席の様子、いろんなものが目に飛び込んできます。
結果的に、レースに集中できない、実力が出し切れない、ということが起こります。

ブリンカーは、そんな広い視野を遮って、極端に視界を狭めます。
前しか見えない、余計なことに気を取られない、結果として一心不乱に走ることができるようになリます。

あるときにはメリットになるものを封印して、目の前のことに集中させる、というのは驚きましたし、奥が深いな、と思いました。

目の前のことしか見えなくしてみる

考えてみれば、私たちにもこういうことが必要なときって、ありますよね。

私自身のことを考えてみると…

好奇心が旺盛で、新しいもの好き、調べ物をしていたら1時間でも2時間でも、あっという間に時間が経ちます。
やらなければいけないことよりも、やりたいことに気が向いて集中できないこともよくあります。

眼の前のことを集中してやるべきとき、あえてすべきことは…
やるべきことしか見えなくするのが一番効果的です。

例えば、こんなことができそうです。

  • 締切が近づいてきて集中したいときには、スマホからSNSのアプリを削除する
  • スマホを箱に入れて、タイマーをかけるものもあるようです
  • 読むべき本があったら、その本だけをいつも持ち歩く
  • 処理するべき書類があるときには、その書類だけもって違う部屋で仕事をする
  • 一日にアポを入れるのは午前一組、午後一組に限定する

などなど

一見効率が悪いように見えるけれど

それしかできないのは一見、効率が悪いように見えます。
でも、実際には集中することができて早く終わりますし、内容もよい仕上がりになります。

なので、あえて絞って集中する、というのは、結構お勧めです。

まずは意識が分散してしまって、集中できていないのは何かな、と自分の行動を点検してみましょう。
そして、集中できる仕組みを整えましょう。

今までより、時間も短く、成果が出る結果になるはずです。