関心をもってくださり、ありがとうございます。
サーバント・スタイルの中澤信幸です。
キリスト教牧師の延長線上で、非営利事業の後継者に対するコーチをしています。
「牧師なのにコーチ?」
そう思いますよね。
そのへんの経緯を含めて自己紹介します。
親しみを感じて、長くお付き合いいただけたら、嬉しく思います。
無邪気ないたずら小僧が成長して
今でこそ、キリスト教牧師という真面目な仕事をしていますが、幼少の頃は、ひたすら無邪気ないたずら小僧でした。
とにかく、楽しいことが大好きでした。
楽しくするためなら、危険とか、迷惑とか、考えないタイプでした。
「中澤くん、ちょっと来なさい」
仲間と一緒に、先生に呼び出されることもしょっちゅうでした。
怪我もたくさんしました。
毎年のように、おでこを切って5針縫ったとか、指を切って2針縫ったとか、そういう少年時代でした。
成長して体は大きくなりますが、本質はそんなに変わらないものです。
中学生のときはバスケットボール部で活動しましたが、まともなプレーの練習よりも、こんなことの真似事ばかりしていました。
(これを見てもらえたら、私はもう満足です)
人と同じことよりも変わったこと。
普通のことよりも楽しいこと。
そんなことを追い求めるのが、私の根っこにあるようです。
Twitterにも、そんな一面が出ているかもしれません。
キリスト教の牧師になった! けど…
そんな私でも、まともな部分もありました。
キリスト教の牧師であった父の背中を見てきました。
自分も、神と人の役に立つ牧師になろう、と志しました。
大学卒業後、アメリカの神学校へ行き、日本に帰ってきて牧師になりました。
それから20年以上、今までずっと牧師を続けています。
ところが、ある時期から、教会の方々を相手に真面目に牧師業を勤めるだけではあきたらなくなってきました。
遊び心満載の少年が「もっと楽しく、変わったことをしようよ」とささやくのです。
段々と、教会外の方々に対して、何か自分らしいこと(つまり、楽しいこと!)で役に立てることはないか、と探すようになりました。
コーチの資格を取った! けど…
そのような中で、コーチングを知りました。
興味を持って調べると、対人支援スキルとして自分に向いているようです。
教会外の方々とも広く関わることができそうです。
そして、何より、楽しそうに思えました。
コーチングをやろう、と心に決めました。
スキルを学び、無事に資格を取得しました。
10年も前のことです。
ところが、このときには本格的に始めることができませんでした。
実力に自信が持てませんでした。
周囲の理解と協力を得るだけの覚悟もありませんでした。
細々と知り合いにコーチングを提供するだけになってしまいました。
苦悩の8年間の中で学んだこと
それから8年間、自分の色を打ち出すことのできない葛藤、苦悩を経験しました。
「普通の牧師で終わってしまうのだろうか」
「自分らしいことができないままでいいのだろうか」
「いつかはこの状況から抜け出したい」
そして、8年後、ついにその時が来ました。
コーチングで見えてきた自分の姿
苦悩の間に受けていたコーチングによって、自分が何者であるかが明確になりました。
- 表舞台よりは裏側で仕掛ける側にいたい
- 人の生き様に関心がある
- どんな話でも冷静に聞ける
- 問題点の整理、解決の発見が得意である
- 広く浅くではなく、少人数とじっくり付き合いたい
- 人とは違うオリジナリティーを求めたい
- 簡単にシンプルに表現するのが好き
- 誰かの助けになって感謝されたい
- 楽しいことが好き
- キリスト教に基づいたユニークな価値観を持っている
- 何かを極めるのは飽きっぽくて向いていない
- 一人一人の持つ素晴らしさがないがしろにされると腹が立つ
目的、使命、ビジョンも明らかに
合わせて、自分の生きている目的、使命、ビジョンも明らかになりました。
パーパス(=存在理由)は
ミッション(=使命)は
ビジョン(=将来像)は
もうこのままではいられない
自分自身を理解し、使命が明確になればなるほど、不完全燃焼の状態を続けることが難しくなりました。
「自分が自分であることの目的を果たしたい」
「一生懸命取り組めることに熱中したい」
「私を必要としている人を待たせてはいけない」
そういう思いが日増しに強くなっていきました。
1年半ほど前、一念発起して立ち上がり、周囲の理解と協力を得ることができました。
ついに、コーチング事業を本格的にスタートしました。
非営利事業後継者に対するコーチ
私が支援するのは、同じような苦悩を経験している非営利事業の後継者の方々です。
偉大な前任者のあと、志を持って、事業を発展させるべく承継した。
長年の課題の解決にも取り組みたいと願っている。
将来を見据えた新事業も展開したい。
でも、自分の色を出すことに躊躇している。葛藤がある。
法人全体を一つにまとめて動かしていく自信がもてない。
果たして、前任者を慕っていた職員たちは自分についてきてくれるだろうか。
そんな後継者が等身大でリーダーシップを発揮するために、以下の4つの方面からの取り組みを用意しています。
- 強みを知り、活用する
後継者が自分自身の強み、弱みを知り、強みを積極的に活用し、弱みを強みで補えるように取り組みます。
また法人全体で、職員の強みを活かす経営を目指します。 - 目的、使命、将来像、価値を明確にする
後継者自身が、自分に与えられている目的、使命、将来像、価値を明確にし、それに基づいた行動計画を立てます。
法人全体でも、すでにある理念を具体化し、法人の目的、使命、将来像、価値を明確にして、発展的に事業に取り組みます。 - リーダーとして効果的に情報発信をする
後継者が自分の色を打ち出していくためには、法人内外に対して情報発信に取り組むことが効果的です。考えや思いを伝え、浸透させていくために最適な方法を見つけ、必要なスキルを身につけます。 - 個人としての成長に取り組む
後継者が、等身大の自分を自信をもって打ち出していくために、自分自身の成長への取り組みが不可欠です。仕事、家族、健康、交流関係など、公私ともに充実した歩みを実現するために「あり方」を見直します。
キリスト教の牧師をしながら、こうやってコーチングを通して支援できることが、私にとっての大きな喜びであり、幸せです。
略歴
最後に、簡単な略歴と所属、著作などを紹介します。
- 1972年 神奈川県生まれ
- 1991年 神奈川県立相模原高等学校 卒業
- 1995年 慶應義塾大学総合政策学部 卒業 (SFC2期生)
- 1998年 Fuller Theological Seminary 卒業 Master of Divinity (神学修士号) 取得
- 1998年 大野キリスト教会牧師 就任 (現職)
- 2018年 生涯学習開発財団認定コーチ資格 再取得
- 同年 個人事業としてサーバント・スタイルを立ち上げ
- 2020年 事業承継士資格取得
日本サーバント・リーダーシップ協会員
WeAlign所属コーチ
著書 「人を幸せにする生き方」など
Twitterでフォローして下さい
Twitterは、等身大リーダーシップのヒントをつぶやくようにしています。
頻度は多くありませんが、パンチの聞いた短文を投稿します。
DMでのコンタクトも歓迎です。