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    気が多い人はどうやって仕事をすればいいの?マルチポテンシャライトの4つの働き方

    あれもこれも気になって、いろんなことに関わっている。
    けれども、仕事としてはどれも中途半端で…

    そんな多才で気の多いフリーランスさんも少なくありませんね。

    マルチ・ポテンシャライト」(エミリー・ワプニック著)に紹介されている、
    働き方への4つのアプローチを紹介します。

    アプローチの判断の仕方

    いろんなことに関心がある人でも、働き方は様々です。
    ですから、自分にあっているかどうか、が大切です。

    自分ならでは」を見つけるためには、どうしたら良いのでしょうか。
    (「自分ならでは」は気の多い人にとっては重要なキーワードですね)

    同時進行にどこまで耐えられるか?

    働き方を考えるために、ひとつの判断基準があります。
    同時性についての許容度です

    例えば、自分が仕事をしている場面を考えてみましょう。

    話しかけられて相談されてもOK?
    プロジェクトについて企画を立てながら、
    電話やLINEの応答はできる?

    対応型と没頭型

    人によって、対応型と没頭型にわかれます。

    いろいろ同時進行が可能なのが対応型です。
    より集中して取り組みたいのが没頭型です。

    どちらのほうが勝っているということではありません。
    自分のタイプを理解しておきましょう。
    そのタイプは、働き方にも影響します。

    具体的なアプローチの仕方

    では、ここから具体的な働き方へのアプローチを
    4つに分けて紹介していきます。

    対応型が強いほうから、だんだん没頭型が強くなる順です。

    グループハグアプローチ

    グループハグというのは、
    円陣を組んで、みんながハグしあうイメージです。
    お互いに協力しあい、力を結集します。
    良い成果を出し、共に喜び合います。

    グループハグアプローチは
    自分の多才な才能を総動員して、
    ひとつの仕事を多面的にやり切るアプローチです。

    肩書は一つかもしれません。
    実際には、できることをいろいろな形でやります。
    一人で何人分もの仕事をしているかもしれません。

     

    このアプローチで重要になるのは、仕事量の調整です。

    ともすると、何でもできてしまうので、
    何でも引き受けがちになります。

    いくら多才とは言っても、
    多すぎる仕事量を克服できるわけではありません。

    だんだんと仕事のクオリティが
    犠牲になるかもしれません。

    仕事が楽しく、打ち込みすぎて、
    私生活が疎かになったりします。

    あるいは、体力の限界を迎えて、
    倒れてしまうかもしれません。

    また、意識付けも重要になります。

    能力を発揮するゆえに、
    多くの場面で頼られるでしょう。

    自分の意識も、
    「私がやらなければいけない」
    「他の人にはできない」と
    考えるようになります。

    意識して、他の人に任せたり、
    育てたりすることが大切です。

    多才な人の特徴は、
    あまり人を育てることが得意でなことです。

    育てることが得意な人を見つけて、
    育成の役割を任せるようにしましょう。

    スラッシュアプローチ

    スラッシュというのは、「/」の記号です。

    「または」という
    別の選択肢を示すときに使われます。

    A/Bといえば、AあるいはBという意味です。

    スラッシュアプローチ
    日替わりで仕事を入れ替えます。
    複数の仕事をしています。
    多くの場合、パートタイムの仕事です。
    あるいは、委託の仕事もあります。
    複数の仕事の間を自由に行き来して働きます。

    スラッシュアプローチでは
    一つの仕事にとらわれないで、
    自分の能力をフルに活かすことができます。

    このアプローチで重要になるのは
    気持ちの切り替えです。

    たいてい、前日の仕事が
    何かしら残っているでしょう。

    それでも、今日、
    やるわけにはいきません。
    今日は別の仕事に行く日です。

    時間でしっかりと気持ちに区切りをつけて、
    その場の仕事に集中することが大切です。

    関わりの度合いも重要になってきます。

    パートタイムが負える分量と、
    フルタイムが負える分量は違います。

    どうしても、部分的な関わりになるのは
    避けられないことです。

    責任の範囲を明確にして
    関わることを意識しましょう。

    アインシュタインアプローチ

    アインシュタインというのは
    相対性理論を提唱した
    有名な物理学者です。

    同時に、とても多才であり、
    バイオリンの名手だったとも言われています。

    もちろん、バイオリンは一流ではありません。
    物理学者とバイオリニストの二刀流、ではありません。
    でも、アインシュタインにとっては、
    どちらも大切な営みであったようです。

    アインシュタインアプローチは
    一つのメインの仕事に
    多くの時間と労力を注ぎます。
    結果を認められることで、
    他のことに取り組む余裕が生まれます。

    その時間と財産を使って、
    自由に自分の好きなことに取り組むことができます。

    決して一流の取り組みである必要はありません。
    メインの仕事がしっかりしてさえいれば、
    あとは自由にできます。

    このアプローチで重要になるのは
    一つの能力を極めることです。

    自分の中にある、
    一番優位な能力を見つけましょう。

    それを最大限発揮することのできる、
    確かな仕事に携わります。

    そこで成果を出すことなしに、
    他のことに取り組む自由は得られません。
    まずは、一つの仕事で成果をだすことが大切です。

    もうひとつ重要なことは、
    自由を確保することです。

    一つのことで成果を出すと、
    周囲はもっと多くの成果を求めるようになります。

    その期待に答えていると、
    自分が求めている自由が削られていくことになります。

    自分にとって納得の行く自由の確保と、
    メインの仕事での成果を、
    しっかり両立させていくことが大切です。

    フェニックスアプローチ

    フェニクスは不死鳥のことです。
    一度死んで、またよみがえります。
    終わることなく続いていきます

    フェニックスアプローチは
    ある期間、一つの仕事に集中します。

    他の人ならば、もっと追求するところで、
    その仕事に区切りをつけます。

    さらに違う仕事に移っていきます。
    場合によっては今までとずいぶん違う分野です。
    場合によっては、
    まったくゼロから学びながら始めることもあります。

    一つに区切りをつけ、さらに次のことへ、
    と終わらない不死鳥のいのちのごとく、
    キャリアを形成していくのです。

    このアプローチで重要になるのは
    区切りをつけるタイミングです

    十分にやりきった
    という感覚を持つ時が来るでしょう。
    周囲の期待は、
    もっと、ということが多いものです。

    ただし、それに従ってしまうと、
    時期を逸することになります。

    自分の感覚を大事にし、
    想いに正直に行動することが大切です。

    また、新たなチャレンジのハードル
    高くしすぎないことです。

    新たに始めていくのは、
    大抵の場合、経験のない分野です。

    今までの成功してきたという自負を
    一度ゼロにする必要があります。
    ひとつずつ習得していくことに喜びを見出しましょう。

    まとめ

    ここまで、多才で気の多いフリーランスさんの
    働き方へのアプローチを4つ紹介しました。

    1. 多才な才能を一つの仕事の中で活かす、グループハグアプローチ
    2. いくつかの仕事を時間で区切って自由に行き来するスラッシュアプローチ
    3. 一つのメインの仕事のかたわらで自由な取り組みを確保するアインシュタインアプローチ
    4. ある時期はこの仕事、その次の時期はこの仕事、とキャリアを重ねていくフェニックスアプローチ

    マルチポテンシャライト」に
    書かれていることですので、
    関心があったら読んでみてください。

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    このアプローチは大まかな分け方です。
    組み合わせたり、アレンジしたり
    いくらでも可能です。

    「自分ならでは」にこだわって、
    ぴったりの働き方を見つけましょう。

    自己理解を深めて、
    自分にあった働き方を見つけたい、
    と思った方は、気軽に声をかけてください。
    DMでも、問い合わせフォームでもOKです。